はじめに
「ドラゴンボール」は、数々のエキサイティングな戦いと深いキャラクターの背景で、世界中にファンを持つ不朽の名作です。しかし、その壮大なストーリーラインの中には、多くのファンでさえ忘れがちな、隠された設定や驚きの事実が散りばめられています。この記事では、そんな「ドラゴンボール」の中から特に注目すべき、みんなが知らないかもしれない、または忘れてしまっている設定5選を紹介します。懐かしいシーンの再発見や、新たな発見があるかもしれません。さあ、この神秘的な旅に一緒に出かけましょう。
人造人間16号のモデル
レッドリボン軍に所属していたドクターゲロは、双子の人間に改造を施し、人造人間17・18号を造りました。そのため、生命エネルギーをセルに吸収されるという展開がありましたよね。しかし、16号に関しては生命エネルギーをセルに吸収されませんでした。これは、16号は1からゲロが作ったためですが、実はその16号にはモデルが存在しました。
それはドクターゲロの息子、ゲボです。これは鳥山先生自身が明言しています。ゲボはレッドリボン軍の上級兵士でしたが、敵の銃弾に倒れてしまったようです。
悟空の特殊能力
ドラゴンボールでは時折、超能力を使う戦士が登場します。(チャオズやグルドなど)
しかし実は、悟空にも使える超能力があるのです。瞬間移動も超能力っぽいといえばそれまでですが。
それは、読心術です。
登場したのはナメック星編にて、ギニュー特戦隊を相手に悟飯たちが苦戦しているところに悟空がおくれてやってきたシーンです。状況を伝えようとしたクリリンの頭の上に手を置くことでナメック星でのできごとをあらかた把握していることが分かります。
この能力をどこで身につけたのかは明かされておらず、これ以降使用する描写も見られません。
メタ的に考えると物語のテンポを悪くしないための工夫でしかないのかもしれませんね。
ナメック星人の弱点
ピッコロを始めとするナメック星人たち。彼らは水だけで生きていけたり、ものすごく耳がよかったりと、地球人とは異なる特徴が多々あります。
その中でも、ナメック星人の弱点についてはとある映画でしか描かれておらず、知名度も低いように感じます。
それは口笛です。劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』(1991年)の劇中にて孫悟飯が口笛を吹いていると苦しみだし、最終的には人格崩壊してしまいます。
天津飯は宇宙人
少年編から登場し、天下一武道会では悟空と決勝戦で戦い、優勝経験もある天津飯。そんな天津飯には隠された設定がありました。
それは、天津飯は三つ目人という宇宙人の末裔であるということです。
本編を読んでいると確かに、目が三つあったり背中から腕が生えたり、さらには4人に分身したりと、普通の人間にはありえない特徴が多く描かれています。しかし、そんな描写も「漫画だから」ということで片付けている方がほとんどでしょう。
しかしその理由は、特殊な術を操る三つ目人の末裔であり、先祖帰りした特異体質ということが明かされました。
かめはめ波無効
天津飯には原作で描かれたとてつもない能力があります。それは、大小を問わず「かめはめ波」が効かないという力です。
これは天下一武道会で悟空と戦った際に明かされた能力ですが、これ以降この設定が生かされることはありませんでした。
太陽系すらも破壊すると言われるセルのかめはめ波すらも無効化できるとすれば、凄まじい能力ですよね。
まとめ
今回振り返った「ドラゴンボール」の隠された設定5選は、この作品の奥深さと、作者の鳥山明さんの創造力の豊かさを改めて感じさせてくれます。ドクターゲロの息子の存在から悟空の未知の能力、ピッコロの意外な弱点、天津飯のルーツや能力に至るまで、これらの設定は物語に隠された小さな謎やサプライズを楽しむ鍵となります。ファンであればあるほど、知られざるエピソードや設定の発見は、まるでドラゴンボールを集めるようなワクワク感を与えてくれることでしょう。これからも、この不朽の作品を新たな視点で楽しんでいきましょう。