絶望させられた敵キャラランキングTOP5【ジャンプ編】

SF/ファンタジー

はじめに

ジャンプ作品には忘れがたい敵キャラクターが数多く登場しますが、中でも読者に深い絶望感を植え付けたキャラクターたちは特別な存在感を放っています。今回は、その中でも特に印象深い「絶望させられた敵キャラランキングTOP5【ジャンプ編】」をご紹介します。『ONE PIECE』のサー・クロコダイルから『ジョジョの奇妙な冒険』のカーズまで、彼らがなぜランクインしたのか、その理由を深掘りしていきましょう。

5位:サー・クロコダイル – 『ONE PIECE』

引用:『ONEPIECE』尾田栄一郎 / 集英社

砂砂の実の能力者であり、元王下七武海のサー・クロコダイル。彼の冷酷さと、アラバスタ王国を巻き込んだ壮大な陰謀は、多くの読者に絶望感を与えました。特に、ルフィとの戦いで見せたその圧倒的な力と、敵に対する容赦ない姿勢は、『ONE PIECE』の世界における「絶望」の象徴とも言えるでしょう。

当時はまだ、なんだかんだルフィが勝ってくれると思っていた読者も多いため、初めてルフィがはっきりと敗北した時の絶望感はかなりのものでした。

4位:フリーザ – 『DRAGON BALL』

引用:『DRAGON BALL』鳥山明 / 集英社

宇宙を恐怖に陥れた存在、フリーザ。彼の残忍さと圧倒的な力は、『DRAGON BALL』の世界において絶望的な状況を生み出しました。特に、惑星ベジータを破壊することでサイヤ人を絶滅寸前に追い込んだことは、読者に強烈な印象を与えました。

当時はまだ月を破壊することはあれど、惑星を破壊するというほどの規模の戦いをしていませんでした。そのため、いとも簡単に惑星を破壊したり、戦闘力53万という圧倒的な数値になんとか対抗すればすぐに変身してきたり、渾身の元気玉を耐えたりと何度も絶望を与えてきました。

3位:ユーハバッハ – 『BLEACH』

引用:『BLEACH』久保帯人 / 集英社

千年血戦篇で登場し、死神と尸魂界の存亡を揺るがしたユーハバッハ。彼の能力は絶望をもたらしました。彼の能力は「これから起こることはすべて見通すことができる」「ユーハバッハが知っている能力では彼に傷一つ付けられない」というものでした。どんなに強い攻撃をぶつけようとも未来を読まれ、未来で確認できた能力は無効化されるため、なにも通用しませんでした。

当時読んでいても、どうやって倒すのか全く想像できないほどの圧倒的な能力であり、どうやって決着つけるのか心配なほどでした。

2位:メルエム – 『HUNTERxHUNTER』

引用:『HUNTER×HUNTER』冨樫義博 / 集英社

キメラアント編の最終ボス、メルエム。その生まれながらの圧倒的な強さと知性は、人類の存在を脅かすほどでした。彼との戦いは、『HUNTERxHUNTER』の中でも特に緊張感があり、読者に深い絶望感を与えました。

そもそも身体能力が高すぎるのに加えて、圧倒的な成長スピードや練度の高い念能力によって、正直ゴンやキルアでは勝負にすらならないと思わされるほどの絶望感でした。半世紀前は最強だったというネテロ会長でさえ、メルエムの部下であるネフェルピトーを見て「あいつワシより強くねー?」と言ってしまうほど。

1位:カーズ – 『ジョジョの奇妙な冒険』

引用:『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦 / 集英社

究極生命体へと進化したカーズは、その完璧すぎる能力でジョジョの世界に絶望をもたらしました。そもそも強すぎる力を持つ柱の男たちの絶望感が凄まじかったため、やっと太刀打ちできるようになったのはジョセフ・ジョースターくらいのもの。そんな彼が究極生命体となったときの絶望感は計り知れません。弱点であった破門攻撃や太陽光さえも意に介さなくなった彼の存在は、人類にとって絶望以外の何物でもありませんでした。

究極生命体となったカーズは地球上のあらゆる遺伝子を持ち、状況に応じて体の器官を変形させます。溶岩に落ちようが絶対零度であろうが真空であろうが死なず、老いることもない最強の存在。ドラゴンボールのように相手を消し飛ばすような攻撃も存在しない世界でこの強さはあまりにも強すぎました。

まとめ

ジャンプ作品における敵キャラクターたちは、ただの障害物ではなく、物語の深みを増す重要な要素です。彼らが生み出す絶望感は、主人公たちの成長や勝利をより印象深いものにしています。今回挙げた5人のキャラクターは、その最たる例であり、彼らの存在がなければ、各作品の魅力は半減していたでしょう。絶望を乗り越えた先にあるのは、より強い希望と光。それを教えてくれるのが、これらジャンプ作品の敵キャラクターたちなのです。

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